トップメッセージ

トップメッセージ

共創こそが成長の原動力。
異なる個性の融合が、新しい価値を生み出します。

私たちは、TTS(経皮吸収治療)研究を基盤とした技術開発によって、企業、大学、医療機関の研究や製品開発を支援しています。様々な領域や課題を持つパートナーとの共創こそが、私たちの成長の原動力です。新たな出会いは、革新的な発想を生み出し、これまでにない成果をもたらしてくれます。

コスメディ製薬の原点もまた、異なる分野の研究をしていた権(現:代表取締役社長)と私の出会いにあります。薬学や皮膚のメカニズムに精通した権の技術に、私が取り組んでいた高分子技術を融合させ、現在のコスメディ製薬を支える数々の技術を生み出してきました。

2008年に世界で初めて※「溶解型マイクロニードル」の工業的製法を確立したことも、私たちの成果の一つです。高分子を使ったマイクロニードルの研究をしていた私に、ヒアルロン酸を使ったニードルを化粧品に応用するアイデアを提案したのは権でした。互いの知識や研究領域を尊重し、刺激し合うことで「マイクロニードル化粧品」は誕生したのです。

現在も研究を重ねており、マイクロニードルはさらに進化を続けています。最近では、三重らせんコラーゲンのニードル化、タウリン結晶マイクロニードルの開発に成功。次世代持続血糖測定器への応用や、安全に自分で貼れる自己投与型ワクチンの開発にも取り組んでいます。

創業当時から「革新的な発想と確かな技術で社会に貢献したい」という想いは変わりません。刺激的な共創を続け「技術のコスメディ製薬」として、他にはない発想と高品質を誇る会社をめざしてまいります。

取締役会長・工学博士
神山 文男

「friendly medical care」という社会イノベーションで、
豊かな未来を創造します。

私たちが開発するオンリーワンの製品で人々の日常を輝かせたい、という志を持ってコスメディ製薬は歩き始めました。創業以来、皮膚から薬剤を吸収させる「TTS(経皮吸収治療)」に特化し、技術を深化させ続けています。

当社が2008年に世界で初めて※実用化した「溶解型マイクロニードル」は、皮膚を傷つけず、痛みをともなわない「貼る注射」。それまで研究されていたマイクロニードルは金属製やガラス製のものでした。「もっと安全性を高める方法があるのではないか」という課題に「皮膚に含まれる成分そのものを針にしてしまう」という、独創的な発想で開発に挑んだ成果です。美容成分を角質層まで浸透させる「溶解型マイクロニードル」は、画期的な美容技術として化粧品に応用。「マイクロニードル化粧品」という新しい市場を創出しました。

私たちはベンチャー企業として、新しいものづくりに情熱を持ち、粘り強く研究に取り組むことを大切にしてきました。いかに人々にやさしい薬剤投与を提供できるか、医療の恩恵をもっと身近に感じられる社会に変えてゆけるか。
「friendly medical care」に満たされ、自分らしさがあふれる豊かな未来を見つめ続けたからこそ、コスメディ製薬はかつてない製品やサービスを生み出すことができたと考えています。

私たちの次の夢は「貼るワクチン」の実用化です。注射でしか投与できないワクチンを、貼るだけで自己投与できるマイクロニードルパッチは、医療従事者の負担を大きく軽減し、感染症パンデミックにも対応できる未来が創造できるでしょう。

コスメディ製薬はTTS(経皮吸収治療)のスペシャリストとして、マイクロニードル技術の医療・医薬領域におけるネクストステージに向け、挑戦を続けます。

代表取締役社長・薬学博士
権 英淑

※公益社団法人 日本薬剤学会発行 学会誌「薬剤学」より