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ビタミンB12を配合したピンク色のマイクロニードルを開発
溶解型マイクロニードルなど経皮吸収技術に特化したコスメディ製薬株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:神山文男)は、従来透明なマイクロニードルに加えて、色素沈着しないピンク色の美容成分で色付けしたマイクロニードルを開発致しました。
美容成分で着色し、色素沈着しない、ピンク色のマイクロニードルの誕生
溶解型マイクロニードルは微細なヒアルロン酸などの美容成分を針状に固めた美容シートを皮膚に刺すことで、角質層まで有用な成分を届けることができる製品です。
これまでの溶解型マイクロニードル製品は、透明なものばかりでした。
一般的に着色料として使用されるタール系色素や顔料は、色素が代謝されずに肌に色が残る恐れがありましたが、今回、美容成分であるビタミンB12(シアノコバラミン)で色を付けたことにより安全なマイクロニードルを開発いたしました。
ビタミンB12は、赤い色をした眼精疲労の点眼薬や化粧品で使用されることも多く、針状にして肌内に直接いれても自然に代謝されるため、色素沈着の恐れがありません。
また、光や熱に弱く酸化されやすいビタミンB12は、ローションなど液状の製品に配合した場合、水分が多いため酸化されやすい成分です。
しかし、製造時に美容成分を乾燥させて成形することができるマイクロニードルの場合、防腐剤をいれることなく、酸化せず安定した状態を保つことができます。
これにより、ピンク色の針がハート型に並んだ「マイクロニードルパッチ」など、効果だけでなく色彩・形状にこだわった製品の製造が可能となりました。
分子量の大きい成分を浸透させることが可能に
一般的に肌から浸透する分子量は500~1000と言われており、ビタミンB12の分子量は約1300程度のため浸透しにくいとされる成分の一つです。
今回、ビタミン12などの美容成分を針状に結晶化したことにより、肌に貼り付けた際、角質層まで物理的に成分を届けることができるようになりました。
本技術により、塗るだけでは浸透しにくい分子量が大きい成分や酸化しやすい成分であってもマイクロニードルによって肌に負担をかけることなく取り入れることができるという可能性が広がりました。