Recruit従業員インタビュー
Interview
医療用マイクロニードルを確立して、世界中の人の健康に貢献したい。
開発部 医薬品開発課
- # やさしい製剤の開発
- # チームの知恵で突破
- # プライベートでも挑戦

生まれ育った徳島から、家族の転職に伴って京都へ。
運命のように出会ったコスメディ製薬の求人。

私は生まれてからずっと徳島で育ちました。地元のゆるやかな空気や街が大好きで、大学への進学、そして就職も徳島に拠点のある企業を選びました。そのままずっと徳島で暮らす予定だったのですが、主人から「転職して京都に行きたい」と相談が。家族で話し合った結果、私も所属企業を退職し、一緒に京都に越すことにしました。その時は「しばらくはゆっくりして、京都で転職先を探そう」と思っていたのですが、なんと、よく知る企業の医薬品開発の求人を発見したんです。
実は私は前職でも経皮吸収製剤の開発を担当していました。貼付剤がメインだったのですが、皮膚から薬剤を送達するには、やはり角質層というバリアが課題。そのバリアを突破する手段として「マイクロニードル」に注目し、コスメディ製薬の技術もよく知っていました。
まさに運命のような出会いでした(笑)現在はコスメディ製薬の医薬品開発チームで経皮吸収製剤の開発を担当しています。
経皮吸収治療分野の有名人である相談役、社長は「同僚」のような距離感。
チームでフラットに意見を出し合って、良い製剤をめざす環境が開発の原動力。
研究者としても大先輩の神山相談役(当時:取締役会長)、権社長は、経皮吸収治療分野では最先端を走る、いわば有名人。憧れの存在でした。
入社前は私たち開発担当者がテーマを検討し、まとめたプランを「上にあげて承認をいただく」というプロセスをイメージしていましたし、前職時代もそうだったのですが、相談役も社長も、私たちの検討段階から「これはこうしたほうがいいかも」「これも試してみようか」と、まるで同僚のような距離感でアドバイスをいただけることにとても驚きました。ポジションや担当テーマを超えて、開発者同士でフラットに意見を出し合い、良い製剤をめざすこの環境こそが「マイクロニードル」という新しい医療技術を生み出した原動力なんだな、と実感しています。
コスメディ製薬には様々なバックグランドを持った方が入社して活躍されているので、皆さんの経験談を聞くのも視野が拡がり、とても楽しいですね。

経皮吸収治療は「やさしい医療」を提供できる。
マイクロニードルという技術で、貼付剤のその先へ。
「皮膚から薬剤を送達する」という方法は、生活者に多くのメリットがあります。例えば、経口での投薬と比較した場合、血中薬物濃度を安定的に長時間維持でき、肝臓の負担も軽減できます。患者さまを介護するご家族にとっても、飲み薬よりも皮膚に貼るだけで投薬できる、経皮吸収のほうが負担が減りますね。社会人になってから思いがけず私の専門分野となった経皮吸収治療ですが、社会に「やさしい医療」を提供できると確信しています。


現在担当している製剤開発テーマは、腰痛症などに対する全身痛み止めテープ剤、そしてすでに化粧品として製品化された、タウリン結晶マイクロニードルを応用した皮膚疾患治療薬など。「貼るだけでは皮膚中に薬剤が入らない」という課題を突破できる医療用マイクロニードルを確立するために、日々チームで知恵を出し合って開発に挑んでいます。
医薬品開発は長い道のり。
プライベートもチャレンジしながら、必ず製品の上市を実現させたい。

京都で暮らし始めて約2年半、世界的に有名な観光地もたくさん巡ることができました。結婚するまでは運動が苦手で、家の中で過ごすことが多かったのですが、夫婦でテニスも始めました。先日はなんとダブルスの試合にもチャレンジしたんです!栄養に関する本もよく読むようになり、健康マネジメントへの関心も増しているように感じます。
医薬品開発は長い道のり。多くの開発者がそうであるように、生涯をかけて取り組むことになります。プライベートもしっかり充実させながら、必ず担当した製品の上市を実現して、世界中の人の健康に貢献したいと考えています。


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