Recruit従業員インタビュー

Interview

これまでにない化粧品を開発する「発想」が養われる環境。

研究開発センター 副センター長

  • # セカンドキャリア
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これまでにない化粧品を開発する「発想」が養われる環境。

定年退職後のセカンドキャリアとしてコスメディ製薬へ。

大学では工学部で高分子工学や有機化学を学んでいました。卒業後に化粧品開発の職を選んだのは、間接的に人の生活を豊かにする仕事ではないか、と考えたから。以降化粧品メーカーで定年まで勤めました。

退職後のセカンドキャリアを探していたところ、コスメディ製薬の化粧品開発の求人を知りました。前職在職中に権社長にお会いしてマイクロニードルのご説明を受ける機会があり、技術的にしっかりしたデータをお示しいただいたのが印象的で「ぜひ入社したい」と応募しました。それが10年前です。当時、コスメディ製薬の従業員数はまだ30名くらいだったでしょうか。

初めての工程ばかり。新人として未経験の化粧品開発をスタート。

入社後まず驚いたのが、コスメディ製薬が開発する化粧品は、長年化粧品開発に携わった私が全く知らない、扱ったことのないものばかりでした。

マイクロニードルはもちろんのこと、「貼るライフ」のようなシート製剤、ニードルに利用されるオイルゲル製剤、ヒアルロン酸のゲルでできた溶けるシートなど、思いもよらない技術と作業工程に驚くばかりの毎日。入社して最初の2~3年は、取引先の資材関係会社の営業担当者が話す内容がよくわからず、海外の取引先とのミーティングでは英語がわからず(笑)とても苦労したのを思い出します。

しかし、化粧品開発の基本技術は可溶化、乳化、そして製剤化。今まで培ってきた知識はそのまま活かせました。私はもともとものづくりや実験することが好きなので、経験のない工程が逆に新鮮で、楽しく取り組めたように思います。

経皮吸収治療技術から「発想」する新しい価値。

コスメディ製薬がつくる化粧品は、TTS(経皮吸収治療)が基盤です。いかに皮膚から薬剤を吸収させるか、という医療・医薬領域の技術を化粧品に応用した「発想」は、まさにベンチャー企業ならではですね。

私のように、コスメディ製薬にはさまざまな業界から仲間が集まってきました。それぞれの会社での技術や開発方法などを知ることがとても楽しく、新たな着眼点も生まれました。まさに今までにない化粧品を開発する「発想」が身につく環境です。

現在注目している素材はウレタン系の粘着剤。目立たず、貼っていることも気にならないスキンケアシートを開発中です。当社の皮膚用粘着製品の技術を活かし「貼る化粧品」という新しい価値を拡大していきます。

発展途上である会社の土台を固めつつ、ライフワークも楽しみたい。

コスメディ製薬はまだまだ発展途上の会社です。化粧品開発の経験がないメンバーや若いメンバーも多いため、今後はしっかりと土台を固める役割も担っていきたいですね。次世代に伝えたい技術としては、特許明細書の作成、細胞培養と関連するタンパク解析でしょうか。管理職ではあるものの、まだまだ現役の開発者として、ものづくりには携わりたいと考えています。

一方で、プライベートのライフワークもしっかり楽しみたい。古代史や伝統工芸に興味があり、中学生の頃から奈良が大好きで、奈良検定2級も取得。趣味で始めた能面の制作も現在20作品目で、仲間と一緒に展示会を開催しています。体力が続く限り、大好きな奈良の古墳、社寺、史跡、仏像巡りをしながら、写真を撮り続けたいですね。

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