だんだん年を重ねるとともに若い時にできたニキビ跡や傷跡が目立ってきたな…と思うことはないですか?
これ、肌にあるコラーゲンやエラスチンが減ってきたことで出てくる老化サインの一つです。
特にアクネスカーと呼ばれているニキビ跡の凸凹は、ピーリングクリームなどのホームケア商品では改善することが難しいと言われています。
フラクショナルco2レーザーが良さそうだけど、医院やクリニックで使用されているレーザーはたくさんあって、どれが自分の悩みに合っているのか分からない…と思う方もいると思います。
そこで、肌のお悩みに対して効果が高いとされているフラクショナルco2レーザーの効果やリスクと、どのようなレーザーで他のレーザーとはなにが違うのかについてご紹介していきます。
フラクショナルco2レーザーと他のレーザー治療の特徴
フラクショナルco2レーザーは、効果が高いらしいから施術を受けたい!
そう思う方もいらっしゃるでしょう。
まずは、あなたが気になっているフラクショナルco2レーザーとはどのようなレーザーなのかご説明します。
フラクショナルco2レーザーってなに?
フラクショナルレーザーは、細かいドットで肌表面にレーザーを照射する治療方法です。
熱エネルギーで蒸発させるだけのレーザーは悩みの元の部位を丸ごとなくしてしまうため、皮膚の再生が遅くダウンタイム(施術から皮膚が再生するまでの時間)がより長くなる傾向がありました。
フラクショナルco2レーザーはフラクショナルレーザーにco2(炭酸ガス)を組み合わせることで、肌細胞内の水分を蒸発・消滅させて悩みの直接的な原因を改善するとともに、細かいドットで照射しない部分を作って肌への負担を減らすことができます。
このレーザーの登場で悩みの原因を改善しながら、肌を元気に再生させて美肌へ導くという2つのアプローチを同時に施術することが可能になりました。
効果が高いということは痛みが強くリスクも高くなりますし、あなたのお悩みはもっと優しいレーザーでも症状を改善できるかもしれません。
ではフラクショナルco2レーザー以外のレーザーには、どのような種類があるのでしょうか?
フラクショナルco2レーザー以外のレーザーはどんなものがある?
美容皮膚科で受けるレーザー治療は改善したい悩みの原因や場所に合わせて、さまざまなレーザーを使い分けています。
- メラニンに反応するレーザー
- ヘモグロビンに反応するレーザー
- メラニンに反応するレーザー
- 水分に反応するレーザー
- 真皮中層〜上層に働きかけるレーザー
老化によるシミ・そばかす・肝斑(かんぱん)などの治療に使用するレーザーです。
レーザーのパルス幅の違いで、シミの直接的な原因であるメラニンに作用する特徴があり、肌表面のそばかすから真皮層の深い部分にできるシミまで改善する効果が期待できます。
特に肝斑はレーザー治療が難しいとされていましたが、近年ではレーザー出力を個別に設定することで対応が可能になりました。
血液中のヘモグロビンに良く反応する特徴があるので、血管腫(けっかんしゅ)・赤みなど毛細血管(もうさいけっかん)が原因になっている部位に使用するレーザーです。
レーザーが真皮層まで届き、熱エネルギーによって繊維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きを活性化し、コラーゲンの生成・再生を促すことで肌のハリ・たるみなどに対して改善効果が期待できます。
毛に含まれるメラニンに反応する特徴を持ち、毛を保護している毛包(もうほう)周囲の毛を作る細胞に作用して脱毛を促すレーザーです。
肌細胞内の水分に反応して蒸発させて取り除く特徴を持つレーザーなので、いぼ・ほくろ・盛り上がったシミ・ニキビなど水分を含んでいる肌の悩みに対して改善効果が期待できます。
真皮層にダイオードレーザーとラジオ波の2つのレーザーを同時に照射してコラーゲンを縮めながら生成・再生を促すことで、肌のたるみ・毛穴の開き・シワなどの改善効果や引き締め効果が期待できます。
このように肌のお悩みに対応できるレーザーはたくさんありますから、自分の肌の悩みに向いているレーザーはどれなのか医院やクリニックで診療の時に確認をしてみましょう。
フラクショナルco2レーザーと他のレーザーの違いはおわかりいただけたと思います。
ではフラクショナルco2レーザーを照射すると皮膚ではなにが起きるのでしょうか?
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フラクショナルco2レーザーは肌に小さな穴を開ける
フラクショナルco2レーザーを照射することで、細かいドットで皮膚に小さな穴を開けています。
えっ!?肌に穴を開けて大丈夫なの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
もちろん施術時には麻酔を使用するので痛みはありません。
では、フラクショナルco2レーザー施術直後の肌表面はどのようになっているのでしょうか?
フラクショナルco2レーザー治療を受けた肌でなにが起きている?
フラクショナルco2レーザーは、皮膚の表皮から真皮層に1cm2に数十~数百の点で円柱(えんちゅう)や円錐(えんすい)状の穴を開け、それと同時に穴の周りの生きた肌の組織を残しながら照射します。
この方法によって同時に4つの効果が期待できます。
- 蒸散による消滅
- 熱収縮作用による変化
- コラーゲン生成作用
- 皮膚の入れ替えの作用による変化
- 痛み
- 熱傷
- ヒートショックダメージ
- 過敏症
フラクショナルco2レーザーの熱エネルギーによって肌細胞の水分を蒸発させ、表皮や角質層の悩みの原因を直接的に減らします。
ドット状にレーザー照射しているので一度で全てのお悩みがなくなるわけではありませんが、1回の治療で受ける肌の負担は少なくなります。
フライパンでお肉を焼くと縮むように、この熱収縮の作用でシワ・たるみ・毛穴の開きなどに対して皮膚を縮めて引き締める変化が現れます。
フラクショナルco2レーザーの熱エネルギーにより、真皮層にある繊維芽細胞(せんいがさいぼう)に働きかけ、肌のハリに関係しているコラーゲンやエラスチンの生成・再生を促します。
フラクショナルco2レーザーによって開いた穴は、傷が治っていく時と同じように穴の周囲の健康な肌細胞の力を借りて、時間とともにだんだん閉じていきます。
この時にダメージを受けた肌細胞から新しいメラニンの少ないきれいな肌細胞へと生まれ変わっていきます。
照射後の肌はドット状に穴が開いていることから、全てを照射してしまうレーザーよりもダウンタイムが少なくなります。
では、フラクショナルco2レーザーはどのような肌のお悩みに改善効果を感じやすいのでしょうか?
フラクショナルco2レーザーの効果
フラクショナルレーザーは顔全体やそれ以外の部位の肌表面から角質層にいたるまで、さまざまな悩みに対応することが期待できますが、クリニックなどでおすすめしているのはこのような症状です。
フラクショナルco2レーザーは深いシワ・ニキビ跡に期待できる
フラクショナルレーザーは2種類あり、皮膚表面の細胞を蒸発・消滅させず熱によって固める作用が強い非蒸散型レーザーに対して、フラクショナルco2レーザーは蒸散型レーザーと呼ばれます。
蒸散型レーザーは皮膚表面の細胞を蒸発・消滅させながら真皮層にまで届くレーザーを照射しているので、深いシワや深いアクネスカー(ニキビ跡の凸凹)の治療に大きな効果が期待できると言われています。
もちろん、フラクショナルco2レーザーはそれ以外のお悩みにも対応しています。
フラクショナルco2レーザーはこんなお肌の悩みも向いている
フラクショナルレーザーの特性を持っているので、シミ・そばかす・毛穴の開き・たるみなどお顔全体やそれ以外の部位の悩みに対しても改善効果が期待できます。
ただし、深い部分の治療ができるということは肌への負担や痛みも大きくなります。
フラクショナルco2レーザーにはどんなリスクが?
メリットと対応範囲の広い治療方法に思えるフラクショナルco2レーザーですが、もちろんある程度のリスクがあります。
フラクショナルco2レーザーにまつわるリスクと副作用
フラクショナルco2レーザーの施術は医療行為ですから、リスクや副作用はゼロではありません。
身体的には主に4つのリスクと副作用が考えられます。
施術時に麻酔はしますが、深いシワやアクネスカーなどは照射するレーザーの出力や穴が深くなることから、他のレーザーよりも痛みを強く感じることがあります。
フラクショナルco2レーザーは、熱エネルギーを利用した治療方法ですから熱傷のリスクは全くないわけではありません。
フラクショナルco2レーザーは、照射した部位の周囲の健康な肌組織に熱ダメージを与えて細胞を入れ替えて再生しますが、この健康な肌細胞部分を「ヒートショックゾーン」と呼びます。
この熱ダメージで真皮の繊維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きを活発にしてコラーゲンの生成・再生を促す一方で、炎症後の色素沈着を起こす場合があると言われています。
フラクショナルco2レーザー照射直後は肌が敏感な状態になっています。
濃いメイクや紫外線などの刺激に過敏になっていることから、ケアを怠ると炎症後の色素沈着が起きてしまう恐れがあります。
フラクショナルco2レーザーはこのようなリスク以外に、お肌の状態が元に戻っていくまでのダウンタイムがあります。
フラクショナルco2レーザーにはダウンタイムがある
フラクショナルco2レーザー照射当日から赤み・腫れが出て、翌日以降から皮膚表面の乾燥とかさつきが現れて、時間とともにゴワゴワしてきます。
そして、傷口が治っていく時と同じようにかさぶたが剥がれて肌が再生します。
この期間や流れをダウンタイムと呼び、フラクショナルco2レーザーでは10日程度あると言われています。
このように効果やリスクが高いということは、施術をする技術の高さも重要ということになります。
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医師のスキルにかなり左右されるフラクショナルco2レーザー
フラクショナルco2レーザーは、レーザー治療の施術の中でも難易度が高いレーザーと言われています。
シミの種類を見分けるには経験と確かな判断が必要とされ、適切なレーザーの出力ではない場合はシミ・そばかす・毛穴の開きに効果が出なかったり、逆に痛みを強く感じて症状を悪化させてしまうこともあります。
フラクショナルco2レーザー治療を受ける場合は多くの症例実績があることはもちろんですが、診療時のカウンセリングで説明や回数など具体的な疑問などにも答えてくれる医院やクリニックを選ぶようにしましょう。
肌のお悩みは段階的に進んでいくものですし、すぐにフラクショナルco2レーザー治療に進まずにホームケアから気を配っていくのも大切ではないでしょうか?
もっと安全に痛みを感じることなく美肌への道を進みたいという方には、富士山ニードルを使ったスキンケアをおすすめします。
フェイスケアにフラクショナルco2レーザーより安心な富士山ニードル技術
フラクショナルco2レーザーで継続した施術を受けてシミ・ニキビ跡・赤み・毛穴の開き・たるみ・色素沈着などの改善をめざす方法もありますが、レーザー照射による痛みやリスクをとらずに美肌への道を期待できる方法もあります。
富士山ニードルもさまざまなお肌の悩みに対応できる
肌のシミ・シワ・ニキビ跡の悪化などのお悩みは、肌が生まれ変わるサイクルが遅くなっていることが要因の一つになっています。
これらの悩みは、少しずつ段階的に進んでいきますから効果的に細胞の働きを促して肌の若返りのサイクルを戻していくような日頃のケアも大切ではないでしょうか?
富士山ニードルならお悩みに合わせた美容成分を含んだマイクロニードルが角質層に刺さり、このサイクルを戻しながら改善する手助けをしてくれます。
医院やクリニックでフラクショナルco2レーザーを受けなくても、ヒアルロン酸でつくられた溶解するマイクロニードルが安全に角質層に働きかけ、シミ・ニキビ跡・赤み・毛穴・たるみなどに美容成分を届けアプローチしてくれます。
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フラクショナルco2レーザー施術後のお肌を安全にキープする
富士山ニードルがフラクショナルco2レーザーを受けたお肌をキープするお手伝いをします!
リスクや高い料金を払ってフラクショナルco2レーザー治療を受けても、すぐに元に戻ってしまうのは残念ですよね。
せっかく施術を受けたのなら、もっと美肌になっていきたいと思いませんか?
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フラクショナルco2レーザーを受けた敏感なお肌に防腐剤・アルコール・香料など刺激になりやすい成分を含んでいないマイクロニードルが安全にお肌の状態を整えていきます。
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フラクショナルco2レーザーとその他のレーザーの違いや、仕組みと効果・リスクなどについてご説明してきました。
施術を受けるか悩んでいる間もお肌の年齢はどんどん進みます。
まずは、安全で手軽に試せる富士山ニードルでのホームケアを取り入れてみませんか?