最近、目にすることや耳にすることも多くなってきた「ナイアシンアミド」。
何百種類もあるスキンケア成分の中でも、ナイアシンアミドにどんな効果があるのか良くわかっていないという人も多いのではないでしょうか?
美容に熱心な方ほど、毎日のスキンケアにナイアシンアミドは欠かせないと感じているようですが、その理由は一体なんなのでしょうか?
また、ナイアシンアミドとよく似た名前の美容成分「ナイアシン」とは何が違うのでしょうか?
美容品に配合されていることの多いナイアシンアミドは、多分重要な成分…、でもどんな効果があるのはよくわからない!
そんな疑問にお答えし、ナイアシンアミドの美容効果についてご説明します。
ナイアシンアミドとは?
ナイアシンは「ビタミンB3」のことです。ビタミンB群の水に溶ける水溶性のビタミンで、ナイアシンアミドとナイアシンを総称して「ナイアシン」と呼ばれることもあります。
「ニコチン酸」という呼ばれ方もありますが、毒性のあるタバコの「ニコチン」と構造が似ているだけで全くの別の成分ですから、ニコチン酸(ナイアシン)に毒性はありません。
それもそのはず、ナイアシンアミドはナッツ類・鶏の胸肉やささみ・牛や豚のレバー・マグロやカツオ・タラコなど、普段から食卓に並ぶ食品一覧にも含まれていて、毎日食べているといってもいいくらい馴染みのある成分なのです。
ナイアシンアミドの効果
ナイアシンアミドの代表的な効果にはこのようなものがあります。
- 糖や脂肪をエネルギーに変えるために必要な酵素を助ける
- アルコールを分解する酵素を助ける
- ビタミンEやビタミンC等の抗酸化ビタミンの働きを助ける
- DNAやホルモンの生成を助けて細胞の生まれ変わりをサポート
- 血行促進して「冷え」や「肩こり」、「頭痛」などをやわらげる
- セロトニンを増やす働きを助ける
また、皮膚や粘膜の健康維持、糖尿やコレステロール対策としても注目を集めています。
ナイアシンアミドが不足するとどうなるの?
ナイアシンアミドが不足すると、健康面に悪い影響が出てきます。
体の代謝不足になり、神経症状、エネルギー不足などの症状が起こる場合があり、他にも、皮膚炎・口内炎・胃腸病・舌炎(いちご状舌)・うつ症状・集中力欠如・食欲不振などの症状が起きる可能性があります。
特に、お酒をよく飲む人では「太陽光線過敏症」の症状があらわれることもあり、日常生活に大きな支障がでてしまうことも。
更に、ナイアシンアミド不足が続くと「ナイアシン欠乏症(ペラグラ)」という病気になることがあり、皮膚炎や下痢、神経症状が出てしまう場合もあるそうです。
健康面だけでなく、美容面でもナイアシンアミド不足はお肌のトラブルを引き起こし、お肌がガサつく、お肌がベタつく、色素沈着が進んでしまう、などのお肌トラブルを招く原因にも。
ひどい場合には皮膚炎になってしまうことも考えられます。
ナイアシンアミドが不足する原因は何?
不足すると色々な症状がでてしまうナイアシンアミド。
ナイアシンアミドが不足してしまうのはどんな原因が考えられるでしょうか?
まず、体質としては胃腸など消化管が弱い方はナイアシンアミド不足になりやすいと言われています。
生活習慣としては飲酒が多い方や、毎日お酒を飲む方、食生活が偏っている方もナイアシンアミド不足になりがちです。
ナイアシンアミドはストレスにより消耗するので、不安やイライラが多いかたもナイアシンアミド不足になる傾向があります。
美容も健康も!ナイアシンアミドは広い用途で使われています
美容にも健康にも欠かすことのできない成分「ナイアシンアミド」は、様々な用途で使われています。
日々の健康を維持したり、健康改善の為の「サプリメント」。
医療の分野ではぺラグラなどニコチン酸欠乏症の予防及び治療や、がん予防にもナイアシンアミドは使われています。
精神医学の分野でもうつ症状、パニック障害の治療にナイアシンアミドが利用されることもあるようです。
もちろん美容の分野でもスキンケアを中心にナイアシンアミドは活用されています。
副作用の少ないスキンケアとしてナイアシンアミドは注目されているんです。
ナイアシンアミドの美容効果
ナイアシンアミドは美容にどのような効果があるのでしょうか?
「シワ予防」、「シミ予防」、「肌バリア」、「ニキビ予防」の4つの効果について詳しくみていきましょう。
シワ予防
ナイアシンアミドは、セラミドの生成をサポートして肌に潤いを与えます。
また、ナイアシンアミドはコラーゲンの生成する「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」を助ける役割があり、表面ジワだけではなく、コラーゲンの深い部分にできる真皮ジワの改善にも効果が期待できます。
シミ予防
ナイアシンアミドは、メラニンの過剰生成をブロックして色素沈着によるシミが目立たなくするのと同時に、メラノサイトから肌表面にシミとして現れないようにします。
肌バリア機能の強化
ナイアシンアミドは、セラミドやタンパク質を増やして、お肌の表面の保湿効果をアップ。汚れや炎症からお肌を守るバリア機能を強化します。
ニキビ予防
ナイアシンアミドは、皮脂分泌のバランスが整える効果があり、毛穴の開きや吹き出物、ニキビの改善にもつながることがあります。
様々な美容効果が期待できるナイアシンアミドは、水に溶ける水溶性なので、クリームタイプだけではなく化粧水や美容液にも含ませることができます。
化粧水タイプなら、ピンポイントではなく顔全体に使う場合でも使いやすい、という点も嬉しいポイントですね。
厚生労働省が認めるナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、厚生労働省が承認した有効成分です。
医薬部外品シワ改善の有効成分として認められたナイアシンアミドは「皮膚刺激性」・「眼刺激性」・「皮膚感作性」・「光毒性」・「光感作性」・「アクネ菌増殖性」の全ての項目で安全性が確認されています。
効果と安全性が認められているナイアシンアミドですから、その有効性を損なわない使い方をしなければもったいないですよね?
美容目的であれば、なるべく効果的にナイアシンアミドを体内に届ける方法が大切です。
ナイアシンアミドを効率よく届けるには
ナイアシンアミドには口から飲む「サプリメント」や、クリームや化粧水などのお肌の表面に塗る方法、パックやフェイスマスクで染み込ませる方法など、色々な取り入れ方があります。
ですが、お肌の表面には異物を簡単に体内にいれないように防ぐバリア機能がありますから、お肌の表面からナイアシンアミドを取り入れる方法は、あまり効率的とは言えないかもしれません。
富士山ニードルでナイアシンアミドを届ける
コスメディ製薬が開発した「富士山ニードル」はニードルパッチの針の形が富士山の形をしたマイクロニードルです。
針の刺さる部分と、土台の部分が二次曲線のようなカープを描いている姿が、その名前の由来です。
富士山ニードルは「鋳型製法」を採用しており、ニードルを作るときに、ニードルの内部にナイアシンアミドなどの有効成分を含めることができるのです。
つまり、富士山ニードルなら強固なお肌のバリアを突き抜けて、角質層の内部まで直接ナイアシンアミドを届けることができ、お肌の潤いの源となる「セラミド」のある細胞間脂質へ、多くのナイアシンアミドを効率的にとどけることができるでしょう。
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ナイアシンアミドは、健康や美容の幅広い用途で使われている、厚生労働省が認めた安全な有効成分です。
美容用途の成分のなかには、用法や用量をまちがうと副作用の危険のある強い成分もありますが、ナイアシンアミドではその心配はありません。
ですが、より効率的にナイアシンアミドの効果を得たいのであれば、肌のバリアを通過して直接体内にナイアシンアミドを届けるコスメディ製薬の「富士山ニードル」が効果の面でも安全面でも期待できるでしょう。
今後のコスメディ製薬の商品開発にご注目ください。