顔のたるみが気になり始めて、鏡で自分の顔を見るたび憂鬱に・・
顔の皮膚からハリが失われてると、どんよりと曇った印象を与えるうえ老け見えしてしまいます。たるみは時間が経っても改善するわけではなく、放置しているとほうれい線などさらなるお悩みの原因になることも。
そこで、顔たるみの原因を知り、適切なケアで改善を狙うことが大切です。
顔たるみができる原因を大きく分けると、加齢による「表情筋の筋力低下」や「むくみ・脂肪の増加」、紫外線ダメージなどによる「肌の弾力低下」の3パターンと考えられています。
本記事では、皮膚を支える土台の表情筋を鍛える方法を一覧形式でご紹介。スキマ時間に手軽にできるトレーニングで顔たるみ改善を目指しましょう。
顔のたるみを改善する表情筋トレーニング
まずは、顔たるみ改善に知っておくべき表情筋の基本について簡単に解説。
表情筋は衰えやすい
表情筋は30種類以上もあり、重なり合って顔面を形づくっています。
数も多いうえ複雑な構造をしているので、表情筋の多くは日常的に動かしていません。そのため、身体の他の筋肉より衰えが進行しやすいほか、バランスよく鍛えるのが難しい筋肉として知られています。
そのため、適切な手順と方法でトレーニングすることが非常に大切です。
表情筋が衰えると、その上にある脂肪と皮膚を支えられずに垂れ下がることでたるんでしまいます。こういった表情筋の衰えは加齢とともに進行しますが、特に40代になると深刻化しやすいようです。
表情筋の衰えを感じ始めたら、積極的にマッサージやトレーニングを行って皮膚の土台となる筋肉を鍛え、たるみ解消を目指しましょう。
トレーニングやストレッチは「トリックモーション」に注意
表情筋をトレーニング・ストレッチする際には注意点があります。それが「トリックモーション」です。
トリックモーションは「代償動作」とも呼ばれ、本当はその動作に使わなくても良い筋肉を使ってしまうことを意味し、筋肉の硬直や「表情ジワ」ができる原因となります。
例えば「まぶたを開く」動作をするときに必要なのは「眼輪筋」です。しかし、多くの人はまぶたを開くために眼輪筋に加えておでこの筋肉「前頭筋」もセットで使っています。
これはトリックモーションの一つで、おでこの筋肉が必要以上に緊張し、深いシワが刻まれる原因になることも。
特に表情筋は数が多いため、トリックモーションが起きやすいのが特徴です。トレーニングの際は必ず鏡を見たり、手で触ることで動かしたい筋肉を動かせているか確認しながら行いましょう。
たるみ改善トレーニングの前に「顔マッサージ」で効果アップ!
顔たるみを改善する表情筋トレーニングの前に、凝り固まった筋肉をほぐすところから。筋肉が硬くて血行が悪い状態では、トレーニングをしても効果が現れにくいケースが多いためです。
まずはマッサージやストレッチを毎日の習慣にして、筋肉の状態を整えるところから始めましょう。
口元周辺の「モダイオラス」や「咬筋」をマッサージ
まず、口元周辺のマッサージから。口もとは会話や食事など良く動く部位でもあるため、緊張によるこわばりが起きやすい部位です。そのため、特に念入りにほぐす必要があります。
初めに、口角から1cmほど外側にある「モダイオラス」をマッサージしましょう。手順は次の通りです。
- ほぐすモダイオラスとは逆側の手の親指を口の中に入れ、モダイオラスを挟んで優しく揺らす
- 舌を使って口の中からモダイオラスを押し、下から上へ10回ずつ動かす
- 反対側も同様におこなう
モダイオラスは顔全体の筋肉が集中する場所なので、表情筋全体を効率よくほぐすことができます。
このトレーニングでは舌の筋肉も使ってマッサージするため、唾液の分泌促進効果や首のたるみ予防、フェイスラインを引き締める効果も期待できるでしょう。
他にも、物を噛むために使う筋肉「咬筋」をほぐすマッサージも大切です。
- ほぐす咬筋とは逆の手の親指を口中の奥まで入れ、奥歯の近くを挟んでやさしく揺らす
- 人差し指・中指・薬指を使って口角から耳たぶの下まで円を描きながら優しくほぐす
- 耳の前にあるくぼみを軽くプッシュ
- 反対側も同様におこなう
咬筋の周辺には老廃物を流す「顔面静脈」が多いため、ほぐして老廃物が流れやすくなることで、頬のむくみ改善効果も期待できますよ。
「前頭筋」「眼輪筋」「側頭筋」をマッサージ
次に、目元やおでこのたるみへアプローチするマッサージを行いましょう。特におでこの前頭筋、目元の眼輪筋、側頭筋を重点的にほぐしていきます。
まず、頭皮のたるみ予防効果が狙えるおでこの前頭筋マッサージから。具体的には、次の手順で行います。
- 人差し指・中指・薬指を眉間に当てる
- 軽くプッシュしつつ、小さな円を描きながらこめかみにかけてゆっくりとスライド
- 顔の反対側も同様にマッサージする
- 以上を3セットずつ繰り返す
次に、目元の眼輪筋をマッサージする手順です。たるみ以外にもシワ・クマ改善を狙えます。
- 人差し指・中指・薬指で下まぶたの目尻~目頭へ小さな円を描きながらゆっくり滑らせる
- 人差し指・中指・薬指で上まぶたの目頭~目尻へと小さな円を描きながらゆっくり滑らせる
- 顔の反対側も同様にマッサージする
- 以上を3セットずつ繰り返す
目の周りは非常にデリケートなので、眼球への圧力や皮膚への摩擦がかかりすぎないよう慎重に行ってください。
最後に、側頭筋をマッサージします。側頭筋は食いしばり癖などによって硬直することが多いため、重点的にほぐしましょう。
両手をお椀のように広げて両側から頭に当てる
耳から指2本分ほど上にあるツボ「率谷(そっこく)」を指の腹で持ち上げるようにプッシュ
顔全体のストレッチ
また、マッサージの他に顔全体のストレッチも大切です。普段はあまり使わない筋肉をウォームアップして、トレーニングに備えましょう。
顔全体をストレッチする方法は次の通りです。
- 目を閉じて唇を尖らせ、顔全体を鼻先に寄せるように力をこめて5秒キープ
- ゆっくりと力を抜く
- 口をなるべく大きく広げながら「あ」「い」「う」「え」「お」の形に動かす
- 口を縦に大きく広げて5秒キープ
- 口を横に大きく広げて5秒キープ
- 口を大きく膨らませて5秒キープ
- 以上を3セットおこなう
これらのマッサージ・ストレッチは一人でできるので、トレーニング前やお風呂上がりなどの習慣にして毎日行うことをおすすめします。
ちなみに、マッサージの摩擦はシワや乾燥の原因になるため、化粧水で肌を整えてから行うことがポイント。マッサージクリームなど、肌の滑りを良くするアイテムも併用しましょう。
目の周りのトレーニングで顔のたるみを改善
凝り固まった表情筋をほぐす方法を知ったところで、次に筋力アップを目指すトレーニング方法を見ていきましょう。
まずは、目の周りにある「眼輪筋」から。眼輪筋は主にまぶたの開閉を行うための筋肉で、衰えると下まぶたのたるみに直結するため、積極的にエクササイズすることが大切です。
目の周りを鍛えるトレーニング手順は次の通り。
- 眉間にシワが寄らないよう軽く片目を閉じる
- 閉じたまぶたに少しずつ力をこめながら、閉じたまぶた側の口角を引き上げていく
- 力を入れたまま3~5秒キープし、ゆっくり力を抜く
- 顔の反対側でも同じように繰り返す
- 眉を上げることを意識しつつ両目をなるべく見開く
- 見開いたまま5秒キープし、ゆっくり力を抜く
- 以上を3セット程行う
このトレーニングは眼輪筋だけでなく頬のエクササイズ効果も期待できて一石二鳥です。
まぶたを閉じる際には、デリケートな眼球に圧力をくわえないように注意してください。また、トレーニング中に無理は禁物。痛みなど異常を感じた場合はすぐに中断することが大切です。
口の周りのトレーニングで顔のたるみを改善
次は口の周りの筋肉を鍛える方法です。表情をつかさどる口元の筋肉が衰えると、口角が下がってほうれい線ができやすくなるほか表情変化に乏しくなり、顔の印象に大打撃を与えてしまいます。
正しいエクササイズでしっかり対策しましょう。
口の周りの筋肉を鍛える方法は次の通りです。
- 口をとがらせ、できるだけ前方に突き出して3秒キープ
- ゆっくり力を抜いて元に戻す
- 唇を歯を巻き込むように口に入れ、そのまま真横に口を開いて3秒キープ
- ゆっくり力を抜いて元に戻す
さらに本格的に口もとのたるみを改善したい場合は、より強度の高いトレーニングを試してみてもいいでしょう。例えば、次のような方法がおすすめです。
- 割り箸を横向きにしてくわえる
- その状態で口角と頬に力を入れて持ち上げる
- 「い」と発音する口の形を作って30~60秒キープ
- ゆっくり力を抜いて元に戻す
- 以上を3セット繰り返す
こういったトレーニングを継続的に続ければ、少しずつ表情筋の筋力が回復していくでしょう。
しかし効果が出るまではかなりの時間がかかるため、即効性のある方法とはいえません。また、しっかりトレーニングをしていてもあまり変化がみられないことも。
そんな時は、たるみに効果的なスペシャルケア「マイクロニードル」の出番です。
角質層の奥まで届くマイクロニードルで顔たるみ改善
表情筋をトレーニングしているのにたるみが改善されない場合は、筋肉だけではなく肌の弾力が失われている可能性が高いです。実際、たるみの多くは老化した角質層が広がることで発生しており、角質層のハリを保つことは欠かせません。
そこで、毎日のトレーニングだけでなく肌の弾力を取り戻す美容ケアも積極的に行いましょう。
肌の弾力が失われる原因として一般的なのが、表皮の下にある真皮層の「コラーゲン線維」「エラスチン線維」という肌の弾力を保つたんぱく質が変性・劣化してしまっているケースです。変性・劣化する原因は、加齢や紫外線ダメージ、乾燥ダメージなどが挙げられます。
そのため、美容ケアで重要なのはコラーゲン線維・エラスチン線維を修復し、しっかり水分を補うこと。
しかし化粧品・クリームなど「塗る」タイプのケア商品では、たるみ改善にあまり効果的とは言えません。これは、お肌表面のバリアが邪魔され、成分を肌の奥まで浸透させることが難しいからです。
とはいえ、美容注射やたるみを切除する手術は失敗した場合のリスクが大きく、痛みもあるほか費用もかかるので、抵抗がある人も多いはず。
そこで注目を浴びているのが「マイクロニードル」という画期的な技術です。
マイクロニードルなら、極小のニードルがお肌のバリアを通過し、角質層までしっかり届いて美容液成分を直接届けることができます。
顔たるみの改善に!「富士山ニードル」のニードルパッチ
「富士山ニードル」は、経皮吸収の製薬会社であるコスメディ製薬が開発した特別なマイクロニードルです。
富士山ニードルが美容成分を効率的に浸透
富士山ニードルは、拡大するとその名の通り富士山のような形をしていることが特徴。鋭い先端で肌の弾力に負けずしっかり刺さり、末広がりな土台が折れないように支える最適な形状のマイクロニードルです。
しかも、もともと皮膚にある「ヒアルロン酸」を素材としてニードルを成形するからカラダに優しく、刺さった後はすぐに溶け始めて角質層のすみずみまで美容液成分を届けます。
富士山ニードルなら、顔たるみ改善にも効果的にアプローチが可能。肌の表面からは吸収されにくい成分も、皮膚表面のバリアを通過して狙った場所まで直接届けられます。
角質層の内側から成分をリリースすることで表面に塗るよりも美容液成分の効果が効率的に発揮され、即効性もアップ。より高いハリ維持効果やコラーゲン・エラスチンの生成促進効果を狙えます。
また、富士山ニードルの長さは「200㎛」と目に見えない程小さく、刺さってもほとんど無痛です。注射のように医療に関する専門知識がなくても使えて、手術のように失敗するリスクもありません。
富士山ニードルなら、自宅に居ながら美容クリニックのような即効性の高いたるみケアを実現できるのです。
富士山ニードルの可能性は広がる
さらに、富士山ニードルの可能性は美容分野にとどまりません。
例えば医療分野では、ニードルにインフルエンザ・破傷風等のワクチンを入れ込んだ「貼るワクチン」や、局部麻酔、治療薬の自己投与などへの応用が進められています。
デリケートな医薬品でも富士山ニードル化すれば保管が簡単になるほか、輸送のコストも下げることが可能。また、使用のために専門知識が必要ないため、医療従事者がいない環境での自己投与を実現します。
医療環境が整っていない新興国への治療薬備蓄の実現や、パンデミック発生時のワクチン大規模接種のスムーズ化、継続的な投薬を通院せずに行えるようになるなど、大きなポテンシャルを秘めているのです。
ほぼ痛みを伴わないので、注射に抵抗がある方でも安心して投薬することができます。
「注射の代わり」になる革新的な薬剤投与方法、富士山ニードルの普及にご期待ください。