コスメディ製薬について About CosMED

研究開発

TTS技術概要

コスメディ製薬は、京都薬科大学における経皮吸収関連基礎研究において培ってきた皮膚と薬物経皮吸収に関する深度化された知見を基盤に、薬効成分を皮膚から吸収させるTTS(経皮吸収システム)に重要な要素技術である医療粘着剤技術・ゲル化技術・経皮吸収促進技術・皮膚浸透性評価技術をベースとし、「皮膚から薬物を安全かつ効率的に送達するシステム」に関し独創的に研究・開発・製造しています。

また、「経皮吸収」というテーマにあらゆる角度からアプローチした結果、超微細加工技術によってヒアルロン酸やコラーゲンを剣山のような針状に結晶化させるマイクロニードル技術の開発・世界で初めて化粧品での実用化に成功しました。貼るだけで高分子薬剤を直接皮膚内に届けることができる次世代TTSとして、今後は医療分野での応用が期待されています。

Transdermal Therapeutic System コスメディTTS経皮吸収

【次世代TTS】 マイクロニードル技術

当社の代表的TTS技術であるマイクロニードル技術は、投薬量のコントロールや副作用の軽減により、安全に患者様の負担が少ない治療を可能にする新技術です。今後の医療への発展にも大きく貢献するイノベーションです。とくに溶解性マイクロニードルの商品化において弊社はパイオニアであり、開発・製造の両方においてニーズに合わせた設計・品質管理等の膨大なノウハウを蓄積しています。

マイクロニードル技術1
マイクロニードル技術2
マイクロニードルについての詳細はこちら

医療粘着剤技術

治療のために皮膚に医薬品を貼付することを前提とした医療用粘着剤の複合技術です。皮膚への負担が少ないこと、貼る部位・健康状態・天候などによって粘着度に影響がないこと、貼付時間の制御ができるなど、多様な条件をクリアする必要があるため、経皮吸収システムの理解に長けた専門機関でなければ最適化が非常に難しい技術です。

医療粘着剤技術1
医療粘着剤技術2
医療粘着剤技術の応用製品はこちら

ゲル化技術

皮膚適用に実績がある高分子ポリマーに可塑剤を溶かしゲル化する技術です。代表的なオイルゲルは皮膚にやさしい高分子素材に大量の天然植物オイルやミネラルオイルを含ませてゲル化する、医薬・スキンケアの新しい機能性基剤です。水性ジェルと違って水を一時的に直接肌に与えるのではなく、肌自身の水分をしっかり保ちながら、ゲル中の有効成分を肌の内部へ確実に浸透させることが可能です。医薬品経皮吸収専門家により研究開発されたもので、肌に不可欠な栄養剤と言われるビタミンA、C、Eなどは水性基剤(水性ジェル、クリーム、ローシヨン、乳液)より肌内部への浸透性が何百倍も高くなります。

ゲル化技術1
ゲル化技術2
ゲル化技術の応用製品はこちら

経皮吸収促進技術

粘着剤高分子のオイルゲル化技術を利用し、医薬添加物実績ある経皮吸収促進剤を活かして、より安全かつ効率的に送達する経皮吸収製剤化の実現を目指します。

経皮吸収促進技術1
経皮吸収促進技術の応用製品はこちら

皮膚浸透性評価技術

自社開発のTTS研究装置を用いて、化粧品及び医薬品の薬剤成分が皮膚へ浸透しているのかを評価します。人工膜・培養皮膚・ヒト皮膚など各種皮膚での評価、併合成分の角質層・表皮層・真皮層への浸透量の測定や経皮透過量の測定、皮膚浸透挙動の顕微鏡写真でのビジュアル的評価が行えます。

皮膚浸透性評価技術1
皮膚浸透性評価技術2
皮膚浸透性評価技術の応用製品はこちら

生産体制

ひとつひとつ丁寧に、安心の国内生産

コスメディ製薬では研究開発から製造まで一貫して自社管理のもと、国内で製品化しています。コスメディ製薬の製品は、医薬品はもちろん、化粧品の製造においても医薬品レベルの品質管理基準を満たした製造環境において作られています。

生産体制

2017年に自社工場の「桂第二工場(京都市)」、2020年に「吉祥第三工場」がオープン

国際規格ISO22716(化粧品GMP)に準拠した最高レベルのクリーンルームで製造し、医薬品製造レベルの厳しい品質管理のもと、製造から包装までのすべての工程を、ひとつひとつ丁寧に行い、高品質な製品生産と安定供給を確保しています。
本社工場、桂工場、吉祥工場の3拠点で製造ラインの効率化および生産力増強を行い、さらなる供給体制の強化を実現します。

桂第二工場(京都市)
吉祥第三工場(京都市)
※ 製造管理および品質管理の基準
化粧品
製造許可
化粧品製造
販売業許可
医薬部外品
製造許可
医薬部外品製造
販売業許可
医療機器
製造業登録証